今回は、私の個人的な想いを中心に書くコラムになります。
前回のコラムでは、「大学からアイスホッケーを始めることがおすすめできる理由」について書いきました。
今回は、社会人からアイスホッケーを始める、社会人になってもアイスホッケーを続けることがおすすめできる理由について、自分の体験をもとに書いていきたいと思います。
効率的な時間の使い方ができる
アイスホッケーの社会人チームは、多くの場合深夜(22:30以降)から練習開始となります。
練習時間は1.5時間となりますので、準備や行きかえりのアクセス時間を加えると、かなりの遅い時間の帰宅となります。
私の場合は、だいたいこんな感じのスケジュールになります。
20:50 持ち物準備、防具を車に詰め込む
21:00 出発
22:00 アイスリンクに到着
準備運動&防具に着替える
22:30 練習開始
24:00 練習終了
25:00 自宅到着
防具などを片付けて、汗を流す
25:30 就寝
上記はどちらかというと早い時間のケースですし、また週末に限らず、平日や日曜日の深夜といったケースも多いです。
これは一見大変そうに思われるでしょうが、非常に有意義な時間を使えるということでもあります。
私の場合は、以下のような良い変化がありました。
- 練習時間から逆算して仕事を進めることで、ダラダラと残業をすることがなくなった。
- 仕事後に、見たくもないテレビをつけて、ダラダラと晩酌するといったことがなくなった。
行き帰りが車ということもあり、練習後に連れ立って飲みに行くということもありません。皆さん、練習後は一目散に帰ります。
また、しっかり体を動かすため、帰宅後ぐっすり眠れる。
就寝時間は短くても眠りが深くなり、次の日の体調はむしろ良いというケースも多いように感じます。
また、小さなお子さんがいるご家庭では、自分の趣味で休日の日中に家を空けるというのは難しいことかと思いますが、深夜練習のためこの辺りも問題になりません。
土曜日の練習後に朝早くから子供に起こされるというケースはつらいこともありますが・・そこは気合で頑張りましょう!
会社外に多くの仲間ができる
家庭に仕事にと忙しい日々を送っていると、仕事関係以外の人間関係を作るというのはなかなか難しいことかと思います。
特に男性の場合は、他愛もない世間話をするといったことが苦手な人も多く(私もそうです)、気付けば仕事と家族以外とここ何か月も話をしていないな~ということもあるかと思います。
アイスホッケー(ほかの部活や社会人サークルもそうですが)を始めて社会人チームに所属することで、新しい人間関係の構築ができるようになります。
忙しい日常の中でもアイスホッケーを続けている人たちは、経済的、肉体的、精神的にある程度の余裕を持っている方がほとんどのように思います。
私の周りのアイスホッケーメンバーは、エンジニア、研究者、警察官や消防士、公務員、医師、経営者など、多種多様な職種、経歴の持ち主が多いです。
また、年齢層も、上は70代、下は20代と幅広く、練習の前後などに他愛もない会話をするなどで、自分の環境とは全く違う世界を感じることができ、それも楽しさの一つです。
あまりコミュニケーションが得意でない男性でも、同じ目的を持つ者同士の会話では、非常に饒舌になるということはよくあることです。
昨今、家庭や会社以外の「第三の居場所」を作ることの大切さについて取り上げられることが多いですが、アイスホッケーはまさにうってつけの「第三の居場所」となるかと思います。
体調管理に気を遣うようになる
私はもともと体を動かすことが好きで、アイスホッケーを再開する前にも、少しジムに行ったり、マラソン大会に出場してみたりということはしていました。
もちろんそれも楽しかったのですが、アイスホッケーを始めたことで、「アイスホッケーをうまくなりたい、チームの勝利に貢献したい」といった目的意識がはっきりしたことで、より体調管理に意識を向けることができるようになったかと思います。
それまで漫然と行っていた筋トレも、「より力強いシュートを打つにはどこを鍛えればいいのか。」などと具体的なイメージを持つことで、より効率的なトレーニングになってきているように思います。
アイスホッケーは、チームで行う競技なので、「チームのために」という意識がより自分を高めてくれるように感じています。
それぞれの考え方があるかと思いますが、個人的には「自分のため」だけでなく、「一緒にプレーしている仲間やチームのため」のほうが、より頑張れる気がします。
体調管理ついて、個人的に読んで面白かった本がありますので、ここでご紹介しておきます。
とにかく楽しい!
結局のところ、この理由が一番なんですが・・^^;)
社会人となり、仕事も家庭も忙しくなると、代わり映えのしない毎日のルーティーンをこなすだけといったことが多くなります。
そんな平坦な毎日を送ると、感情の起伏も小さくなりがちに。
アイスホッケーをはじめることで、瑞々しい感情を取り戻すことに役立つと思います。
シュートが決まり思わずガッツポーズをしたり、あと一歩が出ずにパックに届かず悔しい思いをして思わず大声が出てしまったり・・
子供のころに時間を忘れて熱中していた何かのような感覚を取り戻せる、
これが私にとって、アイスホッケーの一番の魅力かなと思います。
YOUTUBEで、「関西実業団リーグ アイスホッケー」などと検索してみてください。
多くの社会人チームが、アイスホッケーを心から楽しんでいる様子を見ることができます。
まとめ
今回は、私の私見を交えて「社会人にアイスホッケーをお勧めできる理由」について、書いてみました。
仕事や家庭で忙しい中、アイスホッケーを続けるというのはなかなか大変なことかと思います。
僕自身、アラフォーになってから友人に誘われてアイスホッケーを再開しましたが、
誘われた当初は、「今更やってもな~」、「深夜の練習はきついよな~」、「仕事や家庭に影響出ちゃうといやだな~」などと思ったりもしました。
しかしいざやってみると、その楽しさに取りつかれてしまいました。
時間のやりくりは何とでもできます。「忙しい、忙しい」と思っていても、無駄な時間や非効率だったことをやめるだけで、週に1・2回の練習時間の確保は容易にできるものです。
人生の中で、何かに没頭できること、熱中できる時間を持つということは、とても大切なことだと思います。
もしこれを読んで少しでも興味を持っていただけたら、何か行動を始めてみることをお勧めします。
半年後、アイスホッケーを楽しんでいる、新しい自分に出会えるかもしれませんよ。
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